非現実のイリグチ
- Maki Satoh
- 2022年2月15日
- 読了時間: 2分
何故、モノクロ写真を撮るのか?…と、質問される事がある。
“何故?”と、私自身 説明ができず、暫く真剣に考えていた時期がある。
正直に言えば、私の写真、作品には“計算”が無い。
被写体も構図も、場所も時間も季節も、あらゆる要素において特にこだわりは無い。
ただ “おっ!”と、心にとまったものを撮る…心揺さぶられたものを撮る…
だが、“モノクローム”という要素だけは別である。
私は場面場面で、モノクロームにするかカラーにするか使い分けている。
その理由は“どちらが似合うのか”という判断が全てである。
迷うことは無い。本当、すぐに決まる…
私は“感覚”で写真を撮る。
私の作品のキーワード、それは “抽象的” “不思議” “謎” …
そう思って気が付いた。
私は感覚的に、現実の中に非現実を求めている。
現実世界を非現実な世界に変える、その一歩が“モノクローム”にする事。
何しろ現実世界は“カラー”である。
“モノクローム”な世界は、もうそれだけで非現実なのである。
“何故、モノクロ写真を撮るのか?”…
今ならすぐにこう答えるだろう。
「非現実的な世界の入口に立つ為に…」
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